【八ヶ岳でログハウス】嘘が平気な人

今日セッションに来られた方から、こんなことを言われました。
「八ヶ岳のことで書かれていることですが、どうしてあなたのような人が、その工務店の人の、不誠実な人柄を見抜けなかったのですか？」
その方はいつもこのブログを読んで下さっていたそうで、ご自身も工務店をされているところから、今回私が書きしたためている内容に関心を持って下さっていたそうです。
セッションを終えて、魂からのメッセージをお伝えした後だっただけに、それが分かるのに、どうして嘘つきな人を見破れないのかと不思議に思われたようです。
しかし、それこそが、私がずっと疑問だったこと。
子供の頃から、人の嘘を見破ることには自信がありました。
嘘つきの人が醸し出す、独特のものが、私には違和感として感じるのです。
嘘をつく人には、嘘をついていると言う罪悪感が、多かれ少なかれあるものです。
“自分は自分を偽っている、または自分は人を騙している”と、それはその人の内と外のミスマッチとしてエネルギーに現れるのです。
エネルギーを敏感に感じ取る感覚に長けているのですから、それを見過ごすことはありません。
とても静かな空間に、微細なノイズが聞こえているとして、誰もが聞きそびれるその雑音を聞き取る能力があるのでしょう。
だから、それをもって人の嘘が分かるのですが、さて、あの工務店の人は、そのノイズがなかったのです。
それでも、一つひとつの嘘は、話の成り行き上不自然なので結果的には見破ることができましたが、今回の問題は、嘘かどうかと言うよりも、平気で嘘をつくような人を、何故見抜けなかったのか？なのです。
去年の春までに、語りきれないくらいの嘘を積み重ねられ、それでもまさか、それが人柄なのだとはゆめゆめ思ってもみませんでした。
人は、保身のために嘘をつくものです。そんなことは百も承知です。
その嘘がどんなに私にとって不利でも、まさかその人の人格否定までには至りませんでした。
しかし、私の問題は、友人のヒーラーに言われた言葉でハッキリしました。
「夫美子は、ずるい人などいないと思っているんだね」と。
晴天の霹靂です。
人は皆、お腹の底に善を持ち、どんな人にも、必ず清らかな善なる心があるものだと思っていました。
だから、たとえ嘘をついたとしても、人は善に軌道修正されるから、いつかこの不快感も最後には解消されると期待していたのです。
友人の言葉で、大いなる誤解が解けました。
そこで、あの人はずるいのだと考えを改め、それまでのことを思い返してみると、嘘をつかれている現場で明確な感覚を捉えていなかったことが分かったのです。
では、それは何故なのか？
その後も嘘を重ねるその人を静かに観察していると、その人には嘘つき独特の罪悪感がなかったのです。
嘘のサインとして現場で感じるのは、その人の内にある善と外の悪意とのミスマッチですが、そのミスマッチが出ないためにやり過ごしてしまっていたことが分かりました。
嘘を言うことに何の躊躇もない人がいるのか！？
こんな人、見たことがありません。
何故、嘘をついているのに、正直者のようなエネルギーで居られるのか？
そんな疑問を抱くやいなや、タイミング良く、脳の機能不全があると誠実さや責任感が希薄になると紹介しているテレビ番組を見ました。
それを見なければ、嘘つきの人への“いつかきっと正直になる”と言う期待を抱き続けていたでしょう。
なるほど、あの人は、神様が大事な機能をひとつ（か、ふたつか、みっつか、もっとか？？）入れ忘れて生まれてきたのですか。
すると、おそらく、生涯、あのような嘘を平気で、何の罪悪感もナシにつき続けるのでしょう。
これだけ長期に渡らなければ、そんな人がいるとは知らないままでいたことでしょう。
そんな人が居るんですか、よく分かりました。
そんな人がいることを学ぶために出会ったのでしょうから、しっかりと今後も、目撃する度に観察は続けようと思います。
今日来られた方には、そんな嘘つき独特のエネルギーがなかったことをお伝えしましたが、実際に体験しないとご理解いただけないことかも知れません。
さて、もう金輪際付き合いたくない相手なのに、まだ残工事が残っているのです。
去年の５月に引き渡されたと言うのに、残金を支払ってしまったので、ほったらかしです。
こちらから言わない限り、向こうから申し出てくることはありません。
仕事はやりっ放し、アフターケアはなし。
しかし、必ずやってもらいます。
そして、その後、天がどうするのか、その行く先は遠くから見届けたいと思います。
合掌。