【八ヶ岳でログハウス】有害物質発生の薪ストーブ？？

kamiyogadayori2015-01-27

八ヶ岳での暖は、主に薪ストーブ。
我が家の薪ストーブは、バーモントキャスティングスのアンコール。
これがまた美しいフォルムで、色合いも何とも好みの味わいです。
この薪ストーブが、昨日から臭いがきつくなり、薪を足す度に天板を開けると、かなりきつい有害物質が出てくるのです。
それをまた、新しく買ったシャープのプラズマクラスター空気清浄機がいちいちしゃべりまして、「空気が汚れています」と言うではありませんか。
ま、いちいちプラズマクラスターに教えられなくても、敏感な私は、直ぐさま分かるのですが、さてどうしたもんか？
薪をくべると煙は立つ、けれど、室内に漂ったのではお話になりません。
そもそも、この薪ストーブは、そう言うことがない設計になっている優れもののはず・・。
取りあえず、プラズマクラスターちゃんに「PM2.5」が発生していると表示されすのですから、メーカーに問い合わせてみました。
すると早速、工務店を通して設置してくれた業者さんが朝からやって来てくれました。
そこで、「工務店には、設置後、説明に伺いたいと伝えてあったのですが、聞かれていませんか？」と言われ、いやいや初耳ですとも。
どうやら、この薪ストーブは、必ず最初に業者から使い方の説明をすることになっているのだとか。
この薪ストーブは、去年の5月１日、家の引き渡しの際に設置が間に合って居らず、７日までの滞在中は使えませんでした。
引き渡されたと言っても、壁やテラスの塗装や薪ストーブ周りの煉瓦積み、浄水器の設置工事も、クローゼットの棚も、２階の机も、それはそれはたくさんの工事を残したままの引き渡しだったのです。
それにも関わらず、直ぐに残金の請求をされ、残工事が終わってからではないのかと食い下がりましたが、引き渡したら支払うのが常識だと言い切られ、不信感を抱きながらも支払った経緯がありました。
それで、その残工事を、居ない間に鍵を預かりやらせてくれと言われ、家具や衣類なども搬入後なだけにとてもイヤでしたが、その工事期間にまた滞在することもままならず、しぶしぶ鍵を預けたのでした。
そして、私達が東京に戻った後、職人さん達の都合の合う日程で、上記の工事がなされました。
要するに、引き渡しと言っても、工事半ばで渡されたかたちなのでした。
この薪ストーブは、その居ない間に煉瓦積み作業が行われて、最後に導入されていたのです。

保証証を見ると、５月２０日の日付になっていました。
なので、本来ならば、その次に来た時に使い方説明をされても良かったことですが、まったくそんな話はなく、ただただ説明書を読みながらの使用開始となったのでした。
今日やってきてくれた業者さんは、「工務店に言っといたんだけどな・・」とおっしゃるので、その都度きっぱりと、「一度も聞いたことがありません！！」と状況を伝えました。
それで、念のため、「今後、あの工務店を通さないで下さいね。」と念を押し。
とにかく、あの工務店とは、今後何も関わりたくないのです。
さて、その薪ストーブですが、どうやら天板を開けるときに、空気孔を開いてから開けなければならなかったようです。
燃焼が安定してくると、庫内に燃焼ガスが溜まっているので、それを煙突の方へ抜きながら開けないと、天蓋から吹き出してしまうのです。
確かに、最初の内は燃焼を促すために空気孔をあけていますが、温度が上がると空気孔を閉じていました。
その結果、天板を開けると庫内のガスを室内に放出することとなり、それをプラズマクラスターちゃんが感知して「空気が汚れていますっ！」と言っていたのです。
取りあえず、煙突が詰まったとか、何か問題が起こったとかではなく、炊き方のせいだったと分かり、一安心しました。
ところで、そのストーブの横が直ぐ窓ガラスになっているため、窓への熱の影響を避けるため、鉄板を立てています。
その板が高く、窓を大きく遮るので、少し小さくするとか、上を数センチ切るとかできないかと、あの工務店に去年の１１月に聞いたところ、「業者さんに切っても良いか問い合わせてみます。」と言われ、切るか切らないか返事待ちだったのですが、今日来てくれた業者さんに聞くと、「そんな問い合わせ来てませんよ〜」とのことでした。
ま、私も夫も、どうせそうだろうね〜と。
夫は、「多分、その場で忘れているよ」と言うではありませんか。
今なら私も分かりますが、設計やら見積もりやらを進めていた頃は、やってみるとか聞いてみるとか、出してみますとか、そう言われると根気よく返答待ちしていたものです。
それで、設計にも、見積もりをもらうにも、何かを確認するにも、いちいち２〜３ヶ月単位で打診し続け、ようやく返事が貰えるまでに疲れ切ったものでした。
あれが普通の人だったら、せめてまともな工務店なら、もっと早くに設計は仕上がり、もっと簡単に見積もりが手に入り、おそらく１年半は前に、竣工していたことでしょう。
まぁ〜、地元の職人さん達が、あそこをよく言わないのは、そんな仕事の下請けをした日には、だらだらと工期が伸びたり、逆にもの凄くせき立てられたり、そのくせ支払いは遅かったり無かったりするらしく、随分怒っている人に何人も出会いました。
しかし、ログハウスはとても綺麗で、木の香りがして、来る度にログにして良かったと思っています。
この辺一帯には、私達が選んだログハウスの代理店がたったの２社しかなく、そのどちらかでしか建てられないとしたら、新しい人達にとって１／２の確率であの工務店に当たってしまうのです。
夢いっぱいで家を建てようとしている新しい人達が、私と同じような目に遭わないためにも、用心深く探して欲しいと願っています。
家は、一生の間に、１件建てられるかどうかと言う大きなお買い物です。
誰にとっても、殆ど初めてのことばかり。
現場に疎い素人にとって、頼りになるのは工務店ただ一つ。
その工務店が金儲け主義の安請け合いだったら、夢は打ち砕かれ、絶望の底に沈んでしまいかねないのです。
日本中にあるこんな話を、人ごとと思わないで、どうぞいつか未来の自分のためにしっかり読み取っていて下さいね。
合掌。