上用賀便り

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子が綴る/フムアルフートスピリチュアルスクールと上用賀

【八ヶ岳でログハウス】しばらく八ヶ岳ともお別れです。

kamiyogadayori2014-05-07

今日は東京に帰るとあって、工務店の担当さんと朝から残工事の打ち合わせです。
この何日間か過ごしてみて、あちこちの不自由な点を、この後どのように修正してもらうのかも含め、本当の完成までの段取りを決めてもらいます。
残工事は、壁の塗装が1階殆ど残っており、納戸の戸棚が意味不明なデットスペースになっているのを使えるように造り替え、あり得ない高さに付けられた階段のスイッチを常識的な高さに作り直し、それから、開くと廊下とクローゼットのドアと干渉しあって通行止めになる寝室のドアを外側に付け直し・・・・と、沢山の修正があります。
また、薪ストーブの台座レンガ枠が、まるっきり造られて居らず、これはこれから造り上げです。
窓の網戸も入れられないまま、デッキの塗装もまだ。
要するに、未完成のまま引き渡されたのでした。
こちらとしても、ぐずぐずされると、個人セッションやクラスをよけて空けてあった引っ越し作業の日程が、まるっとがら空きになるばかりか、よけたためにぎっちり詰まっているスケジュールに引っ越しを挟み込むことはできませんでした。
再び語りますが、去年の5月にすべての手続きが終わり、資金の半分も支払い済みにして、いつでも着工できるように私達は運んでいました。
そこから半年間を手つかずのままにしたのは工務店の勝手です。
充分すぎるくらい余裕を持ってオフィスのスケジュールを空けてあったのですから、もうこれ以上待てないのが実情でした。
それにしても、あれから丸一年経って、それでもまだ出来ていないとは、何ということなのか。
そんな、新築初挑戦の人々の、納得のゆかない思いが、たくさんのブログに溢れているのは、この業界にある何か大きな問題を示していると思います。
何か根本的に間違っていることがあるのだと思う。
私がファッションデザイナーになった頃も、まだ業界が幼い頃で、男性だけが牛耳っていた現場では、訳の分からない常識がまかり通っていました。
服を着るのは人。
家に住むのも人。
だけど、生産者側はその道の技術者ばかりで構成され、造る行程や習慣は、技術者さん達の思うままとなっていて、単に技術がかたちになっていただけなのでした。
すると、出来上がった服は、ファッション性など皆無な状態で、縫いやすいから・・とか、生地幅がここまでだから・・などと言う理由で、バランスや着心地などがスルーされた、誰も買いたくないような物になっていたのです。
ファッション性が重視される時代になり、そんな理屈が通らなくなって、ようやくファッション性に目覚めた会社が、私が働いていた会社に相談を持ちかけ、現場からテコ入れすると言うような改革が行われて行ったのです。
私は、そんな会社のコンサルタント業務の一員となって、デザイナーならではの意見を携え、古い体質の業態を改革する仕事に従事していました。
男性ばかりで運営してきた会社などは、女性の目から見ると呆れるような古い体質を維持し続けているところばかりでした。
特に、ファッションともなると、社会的にもかなり柔軟な感性が要りますが、平気でカチコチのまま、信じられないようなルールを維持していたりします。
それでもどんどんと古い体質を改善し、新しい仕組みに変換して行った会社は、あっと言う間に業績がアップしました。
最初は、“こんな小娘の言うことなんか・・・”と、人を斜めに見、意見にも反論ばかりしていた会社が、次第に売り上げが上がれば私の意見にも真剣に耳を傾けるようになりました。
そのような仕事を通して、男性達が「変わる」ことの難しさを理解し、それに対して女性から見ると意味不明な屈辱感と抵抗を味わっている姿をたくさん見てきました。
建築業界には、殆ど女性が居らず、変化を求められる場面がないのでしょう。
現場は古い体質のまま、使い手よりも造り手優位の仕組みのまま、こうして家が建てられて行くのですね〜。
なろほど・・・・。
などと、のんびりしたことを言っている場合ではありません!
もうここが正念場。ここできっちり間違いを正しておかないと、一生嫌な思いをするのは私。
何が何でも、納得のゆくまで、修正でも作り直しでも、何でもやってもらいますっ!
と、気合いを入れて待つ私達のところに、担当さんが残務表を持ってやって来ました。
そして、追加見積もりも。
おーー、ねばった甲斐があった!
一時は300万円近くも追加を見積もられて怒り狂いましたが、何とかこちらも削れるところは削り、工務店さん側も値下げに尽力してくれて、何とか100万までに収まっていました。
すると、するすると怒りは解けて、“あ〜この人いい人だな〜”と思ったのでした。
私の勝ちじゃー!!むふふ。
  
befor                   after
ところで、もの凄くイヤだったセミナールームの石積が、このように納得のゆくかたちに造り替えられました。
こちらも、初日に“こんなんイヤだ! 死ぬまで腹立つ!”と言いまくって、作り替えを要求した石垣。
感性が安心できる鈴木のおっちゃんにやってもらって欲しい!と強く要求し、しかも費用は工務店持ちで、と承諾させて造り直してもらいました。
鈴木のおっちゃんには、私の思いをぶちまけて、こんな路地裏みたいな狭い玄関絶対にイヤじゃ〜と訴え、要求を理解していただいて丸一日がかりでやってもらったのです。
そこに、感じの良い木を植えていただいて、あ〜これで、やっと納得のゆく形になった。
もう〜、鈴木さん、素晴らしい!!
この後、石の間に小花を植えて、何ともいい感じに仕上げて下さる予定です。
今度来たときには、その見事な石垣が見られることでしょう。
わ〜ワクワクする。
と、きっと、家の建築中はずっと、こんな思いを抱き続けて進むのだろうと思っていました。
その正反対の日々に、何が一体・・・と思うばかりでしあが、それでもこれでも、我が家の姿の美しさには、「これで良かった」と、心から思えるのでした。
24日の講演会では、鈴木のおっちゃんの力作である石階段を登って、優雅な小道を通って、素敵な石垣に囲まれた玄関から入っていただきますから、楽しみにしていて下さいね!
はぁ〜良かった。

帰りには、いつものみそぎ神社さんにお参りして、ようやく家が建ったことを報告に行きました。
次が本当の引っ越し。
業者さんの残仕事のすべてが終わったら、改めて家にご挨拶をして、真剣に浄化して入ります。
それまで八ヶ岳とはしばらくさようなら。
合掌。








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 リアライズウォークin八ヶ岳
 5月29日(木)〜6月1日(日) 【3泊4日】 
http://www.fumalhut.com/seminar/realize-walk/yatsugatake/index.html
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