上用賀便り

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子が綴る/フムアルフートスピリチュアルスクールと上用賀

過去生が次々に飛び出すマスタークラス

kamiyogadayori2012-11-24

レクチャー2回目のマスタークラスは、新しくレイダウンヒーリングを学びます。
手順は、ベテラン朋美ちゃんが説明します。
セッションの手順など、作った私も説明となるとちょくちょく忘れることもあるのに、朋美ちゃんはひとつもこぼさずきっちりと網羅して説明していました。
いつの間にか“立派”に成長して、大変頼もしい存在となりました。

相方のふぁをモデルさんにして、深い癒しを起こさせるレイダウンスタイルのヒーリングを説明しています。
細かいところも丁寧に伝えて、意欲満々のマスタークラスメンバーは、ふむふむと聞き入っています。
なんか楽しみだぞ〜〜の雰囲気です。

と、その前に、今日のおやつはチャイです。
そろそろ床からシンシンと冷え始める季節。こんな時期になると、チャイが恋しくなりますね。
今日は、岐阜から取り寄せた自然資料を食べて育った牛の牛乳をベースに作りました。
カルダモンシードをぱっくりと割って入れて、蜂蜜で甘みを付けたチャイです。
ひと口、ふた口と含むうちに、体がポッカポカになる嬉しいチャイです。

マグロのように横たわるふぁが可愛いな〜と見ていたら、どうやら深く入っているらしく、涙をポロポロと流しています。
マスタークラスでは、『ヒーリングフィジオロジー(臓器や器官を人格化してヒーリングするオリジナルの方法です)』を学びますが、これがとても深いのです。
アドバンスクラスで行ってきた、日常の中に現れる心の癖へのヒーリングを一歩進めて、マスターでは過去生からの深い痛みを癒すため、ヒーリングフィジオロジーを使います。
ふぁに後で聞くと、どうやら最近の過去生で辛かったことが、今生での心の癖を作っていて、その核となっている痛みの場面へと回帰していたようです。
ペアを組んだ栄理とは、この間のソマメソで略奪ペアとなったのですが、そこから既にこの過去生へと回帰が始まっていたようです。
終わった後のふぁは、いつも以上に明るくご機嫌ちゃんでした。
良かったですね。

さて、こちらのペアも、ソマメソから続く過去生回帰へと進んでいました。
最近なんとなく下腹が重く冷えがちで・・・とのことで、小腸のフィジオロジーに取り組みましょうと始めたところ、一気に過去生に回帰し、そこで立ち往生していました。
何気に助け船を出していると、ヒーリーの居る場所、その状況がありありと見えてきました。
全容を見ながら痛みの源へと誘って行くと、ヒーリーのM子が急に号泣し始めました。
物語は、中世のヨーロッパ。
どこかの田舎町での出来事です。
M子の過去生である少女は、修道院に拾われた孤児でした。
修道院のシスターに大事にされながらも、厳しく指導されることに反発ばかりしていて、ある日、意地を張って修道院を飛び出したのです。
まだ小さな少女だったので、シスターと同じ年の孤児だった美緒の過去生少女が心配して、探しに行きましたが見つかりませんでした。
毎日毎日探し続けましたが、とうとう見つからないままこの人達は人生を終えました。
飛び出したM子の過去生孤児は、意地を張って飛び出した後、山を超えたらどこかに行けるかと歩いた末、道に迷い山の中で行き倒れてしまいました。
修道院に帰れないままこの世を去り、魂にはそのことを後悔し自己否定した記憶が残っていました。
フィジオロジーの誘導で、逃げ出した修道院を見つけたときは、中に入りたがらず、少し抵抗がありましたが、服がもらえるからと促すと入ることができました。
そして、そこでもらった服が、小さな体のM子の過去生孤児の体にぴったりだと気がついたとき、M子が号泣し始めたのです。
シスターは、いつもつっけんどんで意地悪だったけど、自分が帰ってきたときには、マリア様のような優しい笑顔で迎えてくれたと打ち震えて喜んでいました。
同い年の孤児友達の美緒がパートナーになったことで、過去生からの深い傷が癒された瞬間でした。
このペアも、ソマメソでペアを組み、M子はそのときから、心の奥から何かがこみ上げてきて最後のシェアのときに号泣していました。
そのときは、何で泣いていのかと聞くと、「分かりません・・」と言っていましたが、意味など分からなくてもいいので、それでいいですよ〜と伝えていました。
それがプロローグで、今日また美緒とペアを組んだことで、あの日の続きへと進めたようです。
レイダウンヒーリングが終わって、ようやっと目を開けたM子は、まだ体が震えていて、何が起こってるの〜とニコニコしながら驚いていました。
そう言えば、この秋にご主人と山に出かけたとき、登ろうとすると震えて気持ちが悪くなって、登らずに戻ったことがあったと打ち明けてくれました。
この過去生は、M子にとって大きなロックがかかっていたのでしょう。
そもそも、フムアルフートのスクールに入るきっかけは、YouTubeの私を見て、ここに行こう!と決めたらしいのです。
この子は、私のところに戻って来なければいけなかったんですものね。
で?
・・・・つっけんどんで悪かったわね〜と、私が言うと、みんな大大爆笑です。
深くて楽しいフィジオロジーに、今日は涙と笑い声がいっぱいの一日となりました。
合掌。



*過去生の内容は、M子の承諾を得て掲載しています。



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