上用賀便り

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子が綴る/フムアルフートスピリチュアルスクールと上用賀

【間違いだらけの歯科矯正】健康な歯を削る?

kamiyogadayori2009-04-23

歯科矯正を始めて、早4年半。
もともと歯並びの良かった私が、ある歯科医の一方的な治療によって、あっという間に顔のかたちが変わり、目から下が伸びてしまいました。
その、ひどい先生にいじられる前の写真が出てきたので、紹介してみます。
 
左の写真は、今から12年前。右が今年3月です。(右上は今月の顔)口がとても大きくなっているのがおわかりでしょうか。12年も経てば、年を取るのは当たり前。でも、それだけで、こんなにも口のかたちは変わりません。私は、1998年の秋まで、小さい口だったのです。
この左の写真の一年後にひどい治療をされてしまいます。
要するに、噛み合わせが良くなるからと、別の歯の治療中、口を開けて居る間に、あちこちの歯を削られてしまったのです。
「ええっ?噛み合わせは悪くないけど、どうして??」と心で思っても、口を開けているので言えません。
パパパッと数カ所を削られ、「これで噛み合わせが良くなりますよ」と言われました。
「私は噛み合わせ悪くないです」と言うと、
「きっと、無意識のときに、下あごを突きだしているはずです。」と、噛み合わせが悪いと関節を弛めようとしてアゴを突き出すのだと言うのです。

そんな習慣、覚えがありません。
いつも自分の体がどうしているか、常に意識があるので、そんなアゴ習慣があったら気がつくはず。・・・・おかしい・・・???と帰宅すると、治療中に打たれた麻酔が切れてきて、噛みあわせがめちゃくちゃになっているのを感じました。
ガツンと、今までなかった山が、その日に治療した一方の歯にあるのが感じられました。と言うよりも、大きな岩が挟まっているかのように、その歯だけがめちゃくちゃに高いのです。
確かその歯について先生は、「前より少し高くしておきました。噛みやすくなるはずです」と言ってました。
直ぐに電話をしてクレームを付けました。改めて出かけ、そこの所を削ってもらい、他の歯も噛み合うようになりました。
しかし、それからと言うもの、以前のような心地よい噛み合わせになりません。それをまた電話して伝えました。すると、「新しい噛み合わせに慣れるまで、少し時間がかかるので、暫くすると良くなるはずですから安心して下さい。と言われました。
さて、それから、待てど暮らせど、いっこうに心地よい噛み合わせになりません。そして、ある習慣があることに気付くのです。
それが、下あごを突き出すこと。
私は、以前にはなかった下あごを突き出す習慣を、まさしく無意識の習慣を、体が勝手にやり始めていたのです。
要するに、本当に悪い噛み合わせになり、本当に下あごが関節を弛めようとしているのでした。
どこかがおかしい・・・。
そして、別の先生を捜して、あちこちの先生を紹介してもらい、色んな所に行きました。
2000年の春になって、ようやく良さそうな先生を紹介してもらいました。学芸大にいる先生は、行ってみると本当に良い先生でした。そこまでに、顎関節にコリがあるようになっていて、大変きつくなっていました。
先生に説明すると、「前の先生がしたのは、そう悪くない治療です」と言われました。
でも、「健康な歯を削って、しかも、頼んでも相談してもいないのに、口を開けている間に削ってしまうなんて、とても信頼できません」と、伝えました。
その先生は、とっても丁寧に、その治療の目的を説明してくれました。そして、今の噛み合わせの悪さを解消するためには、別のところを削る必要があると言うのです。
それは、また、納得がいきません。どうして更に、健康な歯を削らなければならないのでしょう。私は削りたくないと言いました。
するとその先生は、急に立腹された様子で、「私の方法を信頼してもらえないのなら、私は治療はできません!」と、強く言われました。
ちょっと圧倒されて、「じゃ、本当にそれで良くなるのですね?」と念を押し、従うことにしました。でも、今から考えると、やはりそのときも治療台の上。一度帰宅して、家族に相談してから決めても遅くはなかったのです。
そして、それから、次々にあちこちの歯を削られ、「アゴが小さいから歯が全部入りきっていないので、奥の親知らずを抜きましょう」と言われて抜きました。それで気持ち良く噛めるのかと思いきや、ちっとも改善されません。さらに、もう一方の奥歯を抜きましょうと言われて、もう言われるままに抜きました。
それが、2002年の年明け早々、1月上旬です。そこから3ヶ月後に撮った写真に、ちょっと驚きました。上の歯ぐきが、笑うとしっかり出てきているのです。

それがこの写真。いつも笑うと、上の歯の上部くらいまで出ますが、歯茎まで見えたことがありません。年を取ると、そうやって歯茎も見えてくるのかな・・と、漠然と捉えていました。ところが、最後の抜歯から、みるみるうちに顔が長くなっていきました。見違えるほどに長い顔になりました。
私の顔は、こんなに長かったっけ・・」と、鏡を見ながら夫に言うと、「確かに長くなったね〜」と言います。
左のこれが、2002年10月です。右の同年3月と比べましょう。私のチャームポイントだったえくぼも消えています。
 
どこかおかしい・・・?いつまでも噛み合わせが良くならない。それに歯がしみるのが頻繁になった。
それから待って待って、噛み合わせが落ち着くのを待ち続けました。ちょくちょく治療に行っても、先生は言葉少なに、積極的な治療はされません。・・・上手く行っていない。それは先生の口ぶりや治療の消極性から感じられました。諦めて、また別の先生を捜し始めましたが、見つかりません。あちこち行ってはみたものの、学芸大の先生の方が、知識が豊富なように思えました。それなら、もう一度しっかりと訴えてみよう。学芸大の先生に詰め寄ることにして行きました。
「いったい、いつになったら、ちゃんと噛めるようになるのですか?先生のおっしゃるとおり、健康な歯を削りました。奥歯も2本も抜きました。そして、もう4年も経ちました。もう普通の矯正をするしかないのではないのですか?」
先生はちょっと弱い口調で、「それならいい先生が一人だけいるので、紹介します」と言われました。
どうして私が矯正をしなければならないのか。しなければならなくなったのか。いち歯科医の治療ミスに始まり、古い歯科矯正しか頭にない先生の無責任な治療によって、顔のかたちが変わってしまいました。
今、本格的な矯正を受け持ってくれている先生は、今も私の噛み合わせのために研究を続けながら治療をしてくれています。そして、4年半が経ちました。
もとの顔に戻れるからと、キバをむき出したような口元にも耐え、しゃべりにくさにも耐えて来ました。
 これがキバむき出しの頃。2005年。
でも、残念なことに、治療の大半を終えてみて、どうやらもとの顔にはなりそうにないという結論が明らかになってきています。
どんどんと変わる自分の顔が受け入れられないまま、6年も過ぎ、このような古い写真を見るのは、大変淋しい話しです。
でも、間違った治療によって、皆さんが私のような残念なめに遭わないために、今の先生から伺った、『本当の歯科矯正』について、これからゆっくりとお伝えしていこうと思います。
今、矯正を考えている人、ちょっと待って、この話しを聞いてからにしましょうね。
今後は、タイトルに【間違いだらけの歯科矯正】として、シリーズでお伝えします。


*追記:2013年5月20日
“今の先生から伺った正しい矯正をお知らせする”と書いていますが、この先生、結局失敗し、とんでもない状態で放り出されてしまいました。
弁護士さんに相談し、調停を起こし勝ちました。
正しい矯正とは、体が自力でバランスする事によって並んだ歯並びのことだと、今のところの結論です。
抜いたり、削ったり、人の手が加わると、体に理由があって取っていたバランスを崩し、ひどい場合には、いつまでも延々と噛み合わせが動き続けることもあります。
私の場合は、頭蓋骨が歪み、頭の形も顔立ちも、別人の様になってしまいました。
2011年に矯正金具を取り外し、かれこれ2年経過しましたが、頭は歪んだままですが、口が小さく戻ったので少し元の顔立ちに似てきました。



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