今日、立川の簡易裁判所に行き、一年越しの懸案だった調停に決着を見ました。
ことの次第はそのうち綴るとして、以前に一度書いたことのある歯科矯正の失敗について、先方の医師に調整を申し立てていたのです。
当初は、あまりの怒りに訴訟も辞さない覚悟で訴えようとしていましたが、色々な経緯を経てとても優れた弁護士さんに出会い、まずは調停でと言うことになったのです。
そしてその、調停が、今日和解へと話しが進み、治療費の全額を戻してもらうこととなりって決着しました。
とはいえ、噛み合わなくなった歯は戻らず、無理な矯正によって失った歯茎の損傷は回復せず、何より、アゴや顔のかたちが変わってしまった失望は埋めることができません。
生まれてきた顔と違う・・・こんな惨めなことはありません。
が、これはこれなりに、私の体は無理な矯正にも懸命に耐え、なんとかやりくりをしてオーラに保たれている魂の情報を元に、元のデザインに近しい顔立ちに戻してくれたのですから、体に感謝して生きていこうと思っています。
怒りの一番のポイントは、医師が失敗を認めなかったことと、失敗から学ぼうとせず、アゴや頭の激痛に耐えながらも、この先の治療を望む私を放り出したことです。
医師としてと言うよりは、人としてとんでもないヤツだと思いましたが、弁護士さん曰く、「失敗を認める力のない者に、それを認めさせるのが一番難しいのです。」と言われ、もっともだと思い、手放すことにして和解に応じたのでした。
何より、思い出す度に腹が立つ・・・。
もの凄く体に悪いです。免疫力めちゃ下がり・・・。
しかし、忘れたくても忘れられないのは、噛む度に送られてくる信号があるからです。
耳鳴りも止むことなく、頭痛は骨がめりめりと音を立てて歪んでいくかのような苦痛です。
体が壊れてしまったのです。
それでも、その強引な矯正を止めた日から、ほんの少しずつですが、耳鳴りが小さくなり、頭痛も和らいで来ました。
後になってやっと分かったのは、私の体は、どんなことも人工的なことは受け付けないということでした。
百も承知の私が、なぜ矯正をし始めたのか、またおいおい綴りましょう。
そして、どんな歯並びでも、体が一番いいと思われるバランスに作った噛み合わせを、神でもあるまいし手を加えるなど、決してしてはいけないと思うことです。
この矯正について、以前写真入りで綴ったページがあります。
気になる方はどうぞご覧下さい。
その日記には、今日調停で訴えた医師の言葉を信じて、いつかきっと気持ち良く噛み合わせる日が来ると思っていた頃の気持ちが綴られています。
しかも、もの凄く強引な矯正だったのに、さもそれが一番正しい矯正だと信じていた私がそこにいました。
その後、とんでもないことになり、終いに治療途中で投げ出されてしまうなど想像だにしていなかったのです。
今思うと、この日記を綴った頃は、この医師は既に失敗に気づいていたはずです。
私も、疑問を感じ始めた頃です。
記事一覧から検索して下さい。
日付とタイトル ＞ 2009-04-23 【間違いだらけの歯科矯正】健康な歯を削る？
矯正の中途で、口が広げられて大口になったときの写真が出ています。
今は医師を変えて、大夫ましな口元に戻りました。
私も久しぶりにこの写真を見ると、かなり口が小さく戻ったことが分かります。
こんな小さい口に、強引に歯を広げて上手くいくはずがなかったのです。
リスク説明も何もないままに、恐ろしい目に遭いました。
詳しくはそのうち書きますから、皆さんも、少々歯並びが悪くても気持ち良く噛めていたらそれでマル。
体に人工的な手を加えること、慎重に考えましょうね。
さて、これでひと区切り、今後は、何度思い出そうとも、サラサラと忘れていこうと思います。
合掌。
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