今日は、いよいよ地鎮祭です。
伐採した木の抜根が終わり、家の設計もようやく全部決まり、何より、建築費用を融資してもらえる目処が立ち、いよいよ建設スタートに向けて動き出しました。
「家を建てるときは、お清めをきちんとしてくれる神社さんにお願いして、地鎮祭をしたい」
と、ずっと以前から考えていたことです。
その大事なお清めをしていただくのは、いつも帰りに立ち寄り、滞在中の安全と安心をいただいたことに感謝の気持ちを捧げていた身曾岐神社さんにお願いしました。
午後からの地鎮祭に向けて、午前中はホンカの佐久間さんと家の建ち位置確認です。
まずは今朝の朝ご飯。
夕べのご飯がグレードダウンもありましたが、量も少なかったからでしょうか、今朝は腹ぺこで目覚めました。
いつになく、焼きそばなどもお皿にのせてきました。
これはなかなか美味しかったです。
みんなのプレートには、それぞれ好きな物が並んでいますが、華のお盆はちょっと組み合わせが微妙です。
中華にパンに、ジュースが２種類。むむ〜食べ合わせ具合が微妙ですね〜。
朋美のお盆は、きっちり和食で統一、こじんまりとした朝定食になっていました。
丁度食べ終えた当たりで、佐久間さんから１時間遅らせて欲しいと連絡が入りました。
みんな、もうちょっとお茶をいただきたいな〜と思っていたとこだったので、都合が良かったです。
食べ終わった人々が去った後、私達だけが長々と居座って、食後のひとときを楽しませてもらいました。
さあ、いよいよ地鎮祭の準備です。
佐久間さんは、綺麗な白木のクイを数本持ってきて、土地の端に目印を付けた後、家の四隅に当たる位置にクイを立てて回りました。
と、その時！
太陽に虹がかかっていることを朋美が見つけました。
太陽を取り囲み、正円の虹が、とても美しくかかっているのです。
なんと、今日のこの日に、これから地鎮祭を執り行うと言うこの日に、こんな美しいメッセージをいただけるとは！
順調に進んできたとは言え、高額の融資を受けることには、これからの先行きに不安がないワケではありません。
心の中に、前向きな意欲と決意が大きく位置を占めてはいても、たまにチラッと本当に大丈夫か・・と思うこともあるのです。
しかし、こんな心強い導きに護られているのかと、改めて未来への確信を持つことになりました。
本当にありがたいメッセージでした。
いつも分かりよい“おしるし”をくれるのは、やはり龍神様ですね。
感謝の気持ちに満たされて、幸せな幸せな私達です。
朋美と華も、土地の採寸、家位置の確認、目印役などをして大活躍してくれました。
ここが端で〜〜す、と、朋美が向こうの端に立って合図しています。
土地の北側は、端から２メートル離して家を建てます。
裏の土地に家が建つことは無いらしいので、端に家が建っている感じにならないのがお得なところです。
佐久間さんは、汗だくになって、せっせと家の四隅の位置を決め、何とか白木が全部立ちました。
アシシームも大変お疲れ様でした。
お昼はいつもの“さかさい”で、お蕎麦をいただきました。
冬の間は、温つけ蕎麦をいただいていましたが、今回は普通の盛りで。
寒い冬には冷たくて食べる気にならなかったざる蕎麦。２年通って初めていただきました。
つけ麺同様に、とっても美味しかったです。流石“さかさい”さん。
こんな森の奥なのに、いつも満員なわけですね。
お昼が速やかに終わったので、予定の時間よりちょっと早めに現地に行ってみると、既に準備が始まっていました。
身曾岐神社の宮司さんと巫女さんが、せっせと祭壇を作っています。
祭壇に並べるお供え物を、どれも丁寧にうやうやしく運ばれています。
とても神聖なムードが漂って、みんな身が引き締まる思いでした。
一通りの準備が整ったところで、さっきまで黒のゴム靴をはいていた宮司さんが、「浅沓（あさぐつ）」と言う塗りの靴に履き替えて、お衣装もお着替えされました。
いよいよ地鎮祭の始まりです。
まず始めに、手をお清めします。
巫女さんが、ひしゃくから水を垂らしてくれて、手を洗い、洗った手で口をすすぎ、濡れた手は半紙で拭き取ります。
参列者は、私達夫婦とアシスタントチーム、設計の佐久間さんと、建築の担当さん、総勢６名です。
私達の準備が整い、祭壇の前に並ぶと、宮司さんが笛を吹いて気を整えてくれました。
それから、厳かな声で祝詞をあげ、地の神様方を呼び出されました。
神様のお名前は忘れてしまいましたが、名前を唱える度に、その姿がふわ〜っと心に見えてきました。
何とも素晴らしく美しいお姿の存在達です。
それが終わると、いよいよ家を建てる四隅に、お清めの塩が撒かれました。
小さく切った半紙が一緒に投げられると、とても美しい光景です。
大地からは、温かなエネルギーがグングンと上がってくるのが分かります。
それから、先ほどから、柔らかな風がそよそよと。
空の神様が見守ってくれていると感じました。
お清めが終わると、いよいよ大地への儀式です。
まず始めに、カマを持って、地の草を刈ります。
家を建てる際には、自然に生えている草木を刈り取ることになりますから、事前に許可をいただくのでしょうね。
設計の佐久間さんは、大地を掘って家を建てるので、土を耕す鍬入れをして下さいました。
何とも、古式ゆかしい儀式ですね〜。
大地に“ありがとう”と心の中で祈っていると、この地に家を建てさせていただけることに、深い感謝が湧き上がりました。
本当にありがたいことです。
佐久間さんの会社で、建設関係の手配をして下さってる担当さんは、シャベルで土を掘り、大地に許可をもらいます。
などなど、単に家を建てると言っても、自然に祈り大地に許可をもらい、神々から祝福をもらってこそ実行できることですね。
本当に厳かな、とても静かで、省くことのできない大事なしきたりだと感じました。
そして最後に、各人それぞれの祈りを捧げさせていただきました。
私は、いつも心に感じていること、自分の生きる目的としていることを、改めて祈らせていただきました。
その祈りを、心の中で大体言い終えたとき、にわかに強い風が私達をサーーーッと吹き抜けました。
と同時に、『その願い、聞き届けた！』と聞こえてきたではありませんか！
こんな離れ業は、やっぱり竜神様ですね。
順番を待っていた朋美や華が、後ろでビックリしていました。
華は、儀式の神聖さに、さっきからずっと涙を流して、鼻をすすっています。
感動しているもようです。
無事に終わり、みんなで記念撮影です。
なんか、もの凄く気持ち良く清々しい気持ちです。
片付けの様子を撮った写真に、たくさんの“こだま”が写りました。
大地の精が、ここにはたくさん居るのだと分かりました。
だから気持ち良かったのですね！
それから、このチョウチョ。
黄色い小さな蝶が二匹、くっついたり離れたり、まるでじゃれ合っているかのように、しめ縄の横にやって来ました。
きっと“これからも夫婦で仲良く、力を合わせて頑張りなさい”と、神様からの伝言を伝えるために飛んで来たのでしょう。
本当に、嬉しいことばかりです。
朋美に撮ってもらいましたが、大変ちいさく、緑の葉っぱの間にある黄色い蝶見えづらいですね〜。
無事に地鎮祭が終わり、皆さんが帰られた後、私達だけで暫くここに留まりました。
道側に並んでいる土留めの石達を見ていると、なんと、もの凄いエネルギーを放出してくる石がありました。
手をかざすと、強い押しがあり、とても温かいのです。
並んでいる石の中で、一番大きなこの石は、石達のボスのようです。
我が家のランドマークとして、「親分の石」と銘々しました。
またしばらく離れますが、親分に護っててもらいましょう。
それから、土地が傾斜地なので、石は土留めに置かれていますので、できるだけ取り除かないで宅地に入るために、どの位開けたらよいか相談しました。
車で来たら、ここら辺かな〜と、朋美に指を指してもらいました。
写真を見ると、なんと、おおきなあくびをしています。
地鎮祭、とっても高い波動に包まれましたから、みんなだるくなってます。
華も、いつになく微妙な表情をしてますけど、多分ご飯になると元気になるでしょう。
さて、そのご飯。今夜は中華です。
前菜の単品が、どれも美味しくて、華の「美味しい〜」が飛び出しました。
季節の野菜の天ぷらですが、こちらも大変美味でした。
なんと、カジュアルコースなのに、フカヒレスープが出ました。
やっぱ、中華に変更して良かったー。
イカとキクラゲの炒め物も、とっても美味しい〜。変更して大正解だーと、繰り返す面々。
そして最後に、青梗菜のチャーハン。
レストランの人が何気に、「豚と牛を食べないと伺ったので、豚のチャーシューを省きました」と説明があり、まぁ〜なんと、サービス満点のホテルと、みんな大満足です。
今夜は美味しかったね〜。
華も一気に元気になっています。
良かった良かった。
今日は長い一日でした。
たくさんの存在に護られて、とても素晴らしい地鎮祭ができました。
土地購入から一年が経ちましたが、６月９日陰陽和合の日であり大安の、良き日に執り行えてありがたいばかりです。
本当に、小さな幸せから大きな幸せまで、毎日幸せいっぱいの日々を生かせていただいて、お導きの皆さん方と関わって下さった魂の仲間達に、心より感謝します。
ありがとう。
合掌。
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