よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜うやく、上棟式を迎えました。
ご心配いただいた皆さん、ありがとうございました。
それから、担当さんのぬるさに疲れ果てた私に対し、労りの言葉を下さった皆さん、ありがとうございました。
何とかやっと、家の姿が見えました。
この日を待って、早半年・・・・。
いよいよか・・・と思ってからの、３回の延期・・・。
その都度、年間スケジュールで動いている身としては、必死の日程調整を行って来ましたが、やっと報われる日が来ました。
一時は、フィンランドのログハウスメーカーに注文が入っていないと分かり、ダマされたのか・・・とショックを受けたこともありました。
５月にすべての打ち合わせが終わり、担当さんから「発注しました」と聞いていたのに、本社に問い合わせると「入っていませんよ！？」って。
これは、この会社、かなりやばいことになっているのかも知れないと、一応調べも入れましたが、分かったことは、担当さんが正式発注にしていなかったと言うこと。
正式ではないのですから、本社では話しとして聞いただけで、実際はフィンランドのログメーカーは何にも受注していない状態だったのです。
すると、カットだけで３ヶ月半と言うのに、その時既に８月末・・・。
そろそろなのかと問い合わせたことで、宙ぶらりんだったことが分かったのです。
そこから、新しい発注として注文してもらったものの、ログカットにはやはり３ヶ月半。
とうとう年明け入荷となったのでした・・・・。
何故そんなお粗末なことになったのか？
他の注文が重なって、忙しかったから・・・、って言い訳になりませんな・・。
しかし、そもそも何故本社に問い合わせたかと言うと、契約時に新築費用の半額を既に支払っており、そろそろ残りの半分を支払う次期が来ていたからでした。
７月に着工するからと、６月に地鎮祭をしたのに、いつになっても始まらず、問い合わせる度に数週間延びて、その繰り返しの内に８月末となり、手も付けられていないと言うのに残りを支払ってくれと言われても、とても納得がゆかず、念のため確認しようと思ったからでした。
そんな経過の後に、発注がされていなかったと聞いたら、ダマされたと思っても仕方ありません・・・。
はぁ〜、きつい半年でした。
さて、こうしてつらつらと認めていますが、いたって平静でいられるのは、すべてを手放したからです。
夫にすべての責任を引き受けてもらい、私は報告を聞くだけにしてもらいました。
どんなに手ぬるなことをされても、夫が責任を持って対処してくれる。
夫への信頼が、今の私の平和をもたらしてくれているのです。
本当にありがたいことです。
静かに夫に合掌です。
さて、今回は、２回目まではアシスタントチームと共にスケジュリングしていましたが、もう平日となるとふぁも朋美も来られません。
上棟式だけのためには、ちょっと無理。
そして、私達も、かなりタイトなスケジュールなので、今日は日帰りにしました。
いつもは車で向かうのですが、特急あずさに乗って、お式が終わったらとっとと帰ります。
予定の時間に到着すると、現場には、うやうやしく祭壇が設けられていました。
地鎮祭のときもそうですが、みそぎ神社さんは、とっても恭しく古式に則って執り行って下さいます。
祭壇を見るだけでも、心が引き締まり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
宮司さんは、前回と同じ、みそぎ神社の代表者でいらっしゃる方です。
みそぎ神社では、年の初めには、極寒のこの地域なのに、身曾岐として数時間水に入り、そうして清めた体となってから新年の神事を行われるのだそうです。
そんなきついお清めを毎年続けてこられた宮司さんは、とても綺麗で透明なオーラで、人柄もすこぶる穏やかな方です。
地鎮祭のときと同様に、静かな祈りの祝詞に始まり、お祓いをして、そして地と家を見護って下さる神々を呼び出して下さいました。
頭を垂れて、黙祷し、その神々のお名前を静かに聞いていると、それぞれのお姿が、ありありと現れて、その場が言いようのない美しい波動となりました。
神々の姿は、あれっ？と思うくらい質素で、静かで、そして美しく透明なオーラが眩しいほどに放射されていました。
やはり、本物の神様は実に質素な姿であるのですね。
色鮮やかなケバイお衣装に身を包んだ存在が、自ら“我は神なり”などと言ったら、とっとと離れましょうね。
呼び出された神々に対し、宮司さんが家を護り、住まう者達をお導き下さいと祈って居られると、本物の神々のそれぞれが『うむ、心得た』と言葉ともない言葉を発して居られました。
さて、一通りのお清めと祈りが済むと、今度は家に関わる者達が順に、祈りとお供えを捧げる番です。
私の番が来て、決意と目標などを心の中でしっかりと唱え、感謝の祈りをしていると、前から急に突風のような風が吹き込んで来ました。
今日は寒いですが、お天気は良く（この地周辺のみ）、しかし風は吹いていなかったのです。
多分、きっと龍神様が見て下さっているだろうと思っていたので、私の祈りが清らかなら、また地鎮祭のときのように風が吹くだろうと思っていました。
そんなことも忘れて一心に祈っていたときに、その突風が吹き、はっと思い出したのでした。
龍神様、いつも導きと見護りをいただき、ありがとうございます。
清らかさだけは、どんなことがあっても失いません。
この清らかさのために、若い頃は人から色々言われ、随分傷ついたものです。
心に悪意も敵意もないのに、まるでそれが満載かのように決めつけられることもよくありました。
水面が澄んでいるほど、そこに姿を映しやすく、己の姿がありありと見える。
そんな水面のように、清らかであることは、人が自分を投影しやすく、それだけ自分を不自由にしている問題点も見つけやすいと言うことです。
ヒーラーになるべくして進んできたのだと、清らかであることの弊害を理解するまではしんどい道のりでした。
今では、誰になんと言われようと、ただそのご本人がご自分を語っているに過ぎないことがよく分かっているので、ただただ静かに見守ることにしています。
ところで、今日はもの凄く寒いのです。
東京も寒かったですが、こちらはマイナス１度。
氷点下の気温に居るなど、生まれてからそう何回もあることではありません。
山からの雪が、風に乗って２階の床に溜まったらしく、それが昼間の気温で少し溶けたのでしょう。
壁を伝って氷が出来ていました。
もの凄く固まっていて、まるでプラスチックみたいに、見た目にも氷に見えません。
指で触ってみても、少しも溶けず、本当にプラスチックを触っているみたいでした。
こんなに寒い中、大工さん達は、とても薄着で、手袋をしているものの、それも軍手で保温力は皆無、皮膚を保護するだけのものでした。
寒くないのか・・・と思っていましたが、実は寒くないのです。
お式の間、私達も手袋をはめていませんでしたが、始めは冷たく寒く、手が凍えるかと思っていたのですが、次第にそれに慣れ、むしろ気持ちいいのです。
空気が澄んで、光が綺麗で、風も地も、もの凄く健やかな、この地のエネルギーの豊かさをしみじみと堪能したのです。
きっと、住まうようになっても、寒さは気持ちよさとなって受け取れることでしょう。
セミナールームには、北西の角にある玄関から入ります。
太陽の光を、どの方向からも遮らず、光いっぱいの佇まいです。
東京では考えられないほど、光が溢れていて、自然パワー炸裂の豊かさを受け取っていただけると思います。
５月の講演会には、こちらから入っていただきますので、楽しみにしていて下さいね。
まだ若い棟梁です。
２階の壁を作成中、帰ることを告げると、元気いっぱいにご挨拶して下さいました。
寒い中、私達のために頑張って下さり、本当にありがたいです。
近かったら、毎日でも労いに来たいところですが、これからは出来るだけ、日帰りでも通ってきますからよろしくお願いします！！
予定通りの時間に駅に到着。
無事にレンタカーを返し、電車が来るまで、ありがたい２０分もの時間がありました。
わ〜〜い、お蕎麦が食べられる。
駅の立ち食い蕎麦ですが、小淵沢のお蕎麦は、さすがに東京とは違ってかなり美味しいのです。
今回は、いつものみそぎ神社横の茶店には行けませんでしたが、こちらでも充分です。
温かいお蕎麦に、大満足して帰途に就きます。
ホームに立って南を見ると、もう曇り空です。
来たときも、駅周辺では雪が舞いました。降るだろうと思っていた、お清めの雪でしたか。
今日は、天気予報は曇りとなっていましたが、我が家の土地周辺だけ、晴天となっていたのです。
さすがお天気を司る龍神様のお導き。
お式が光いっぱいで行えたこと、大工さん始め皆さんが元気で働いて下さっていること、色々あったけれど家が建てられていること、そんなすべてに感謝して帰路に就きました。
ありがとうございました。
合掌。
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