ここで政治のことを言うつもりはなかったのですが、今日は福田さんについて少し書いてみます。
福田さんとは、福田総理のこと。
昨年の総理就任以来、何事が起ころうとも淡々と職務をこなされている姿を見るに付け、内に秘めたる強い信念を感じ始めていました。
パッとした印象がなく、目立ったパフォーマンスをするでなく、だけど真剣に国を思う気持ちを持っておられるのではないかと感じていました。
世間の支持率は低下するばかりでしたが、その原因となっている年金問題や物価上昇による生活不安などは、福田さんの政策の結果ではありません。
年金問題は、長く埋もれてきたウミが出てきたこと。出てきたウミを出し続け、何とか良くしようと頑張っておられるように見えました。
古いウミが出てくるのは、政策に自浄力があるときです。
だからこそ、福田さんはとってもピュアな人なのではないかと思うようになりました。
総理のメルマガを数ヶ月前に登録し、毎週送られてくるメッセージを読むようになると、人柄が次第に分かるようになり、この人は本当に真剣に国のために頑張っているのだと分かってきました。
なので、昨日の緊急会見で述べられたことは、胸の内が透けて見えるほど深く理解できました。
退任されるのは残念ですが、福田さんが考え抜いて決められたことですから、ただただお疲れ様と言いたいと思います。
しかし、さて今日のテレビです。
朝から、街頭インタビューで多くの人が“急に止めるのは身勝手で、もっと続けるべきではないのか？”と話されるのを流しています。
本当ですか？ 続けて欲しいと思っていましたか？
支持率３０％ほどだったのですから、１０人に７人は続けなくて良いと考えてたのではないですか？
続けるべきだと言うなら支えてきたのでしょうか？
どんな成り行きにせよ、国の総理と認められたからには、国民あげて支えなくてどうするのです。
総理は、一家の長、お父さんと同じです。
お父さんが家を守るために、あれこれと考えて、やるべきことをやってくれるから、家の中は平和なのです。
お父さんが、隣近所の人と上手くいかないからと言って、外で頑張ってきたのに労を労いもせず、家に帰って来たら文句を言いまくって、話しを聞こうともせず・・。そんな家族、上手くいくはずがありません。
それから民主党。
もともと二大政党政治が良いと考えていたので、以前から選挙では第２政党に投票してきました。
以前の民主党は正々堂々とした前向きな感じがして、保守的な自民党と対等な力を持って意見が戦わされれば、国が良くなるような気がして投票していました。
しかしこの春頃からのやり口が、まるでいじめをしているかのように見えました。
話し合いに応じず、会議は欠席、重要な案件をボイコット。与党から政権を奪いたいのは分かりますが、それって対外的に日本の国を笑いものにしていたのでは。
町内に悪いヤツが徘徊していて、町内の有志で見回りをしようってことになったとしましょう。
しかし、我が家は暴力が嫌いなので、会費の援助をするってことで勘弁してくれないかと、お父さんが話しを付けてきたのに、家族は反対。
町内会から返事を迫られているので、何とか相談しようとしても家族はシカトしてバックれ、イヤイヤの一点張りで、見回りもお金も出さず。
さて、お宅の家の都合を言っている場合じゃないでしょうと、町内会は呆れるばかりです。
自衛隊派遣。
侵略のために出ていくのではないのです。
国同士が、それぞれの利益のためだけに他国を攻める戦争に行くのではなく、戦いを終わらせるために各国が協力して働いているのです。
危険でしょうとも。
でも、みんなで力を合わせて平和にしようとしているのではないのでしょうか。
暴れまくっている狼藉者に対して、他国の若者だけを危険な目に遭わせて知らん顔するのでいいのでしょうか。
諸物価高騰。
日本だけのことではありません。地球温暖化のせいで、農作物の収穫が著しく低下しています。
食べたい物を食べたいだけ食べる時代は、終わっていくと思います。
これは政治が悪いのですか？
政治が良ければ、今まで通りにいられると思うのでしょうか。
私が子供の頃は、バナナは高級品で、風邪引きのときだけ食べられる果物でした。
毎日ジュースが飲める家は、お金持ちの家。
外食などは、お誕生日か何かのお祝いのときだけ。見回す限り、デブは滅多にいませんでした。
昔は皆、節約して、物を大事にして、お金を上手に使っていたのだと思います。でも、貧しくはなかったのです。
どんなに政府が頑張っても、どうにもならない変化がやって来ているのです。
目の前の現実に目をやって、自ら有り様を改めていきましょうよ。
長くなりました。
黙って粛々と職務を果たしてきた福田さんに、エールを送りたいと思います。
合掌。
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