NYを拠点に活動する舞踏家集団「神韻 SHEN YUN」の講演に、１月末の寒い雨の日に行ってきました。
FacebookやTwitterを見ていると、時々コマーシャルが入ってきて、ちらっと見た舞踏の美しさに惹かれていました。
東京公演がSNSで紹介されていたのが目に留まり、丁度都合の良い日だったのでチケットを取りました。
それが、新型肺炎の怖さが広く知れ渡り始めた１月末。
さて、大勢の人と共に一所に数時間居る閉鎖空間で、感染の心配は無いのかしら？
まだ情報があまり出ていない頃だったので、取りあえず万全を期して出かけました。
いや〜しかし、行って良かった！
一演目毎に解説が入り、物語を説明してくれました。
この舞踏団が本国で歓迎されていないらしいことは知っていましたが、演目を見て行く内に、これは嫌がるだろうと分かりました。
美しい大陸の幸せな人々が、ある種の制約を受けて悲しい思いをしている。
その制約をかける人々は、古来から受け継がれてきた精神の教えを失っている。
そして、その精神の源である神に通じる心が取り戻された暁には、人の心に正義が取り戻され正しいことを選び行っていく。
かの国に神がいたとは知りませんでした。
そんな精神性豊かな人々がいたとも知りませんでした。
今見えている人々ではなく、古くから受け継がれていた人としての気高さを持つ人々があったのかと驚きました。
私達の知らない、本当の○国を見た気がしました。
政治的なことを脇へ置いて、国民の中にこのような人達がいると知ったことは、とても大きな気付きでした。
急に人間として親近感を覚え、それが武漢の人達を素直に応援する気持ちとなったのです。
どうか乗り越えて、生きて欲しい。
心からそのように思えました。
終わってホールに出ると、新聞記者を名乗る人からインタビューを受けました。
感じた通りをお伝えすると、この舞踏団の活躍のお陰で、世界中に本当の○国が理解され始めていると仰っていました。
ほのぼのと温かい心が伝わって来る思いでした。
毎年、新しい演目を創り上げ、世界を回り伝統舞踏の伝承に励んで居られるそうです。
演目の中で神様登場の場面は、映像との組み合わせで神秘世界が上手に演出されていて、なかなか見応えのあるものでした。
とにかく、見事です。
また来年も見に行きたいと思います。
合掌。
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