上用賀便り

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子が綴る/フムアルフートスピリチュアルスクールと上用賀

3.11を振り返る>その3

kamiyogadayori2012-03-08

3月12日土曜日、13日日曜日、週末の2クラスを終えて、14日月曜日の朝からは、倒壊した本棚の片付けに追われていました。
私達が福島原発の危険性に気がついたのは、この日になってやっとのことでした。
12日に1号機の爆発をニュースで知り、放射能が飛んでくるのか来ないのか、そもそも、それは飛ぶのか光るのかも知らない頃でした。
取りあえず何もわからないので、窓を開け放たないようにし、外出を控えていましたが、知識はせいぜいレントゲン検査での体験程度。
前に立って、光を浴びなければ問題ないのではないか・・・程度の考えしかありませんでした。
それよりも、この朝報じられた、地域別の輪番停電のほうが気になり、私達の地域はどうなるのか、個人セッションやクラスが出来るのか、何より、あちこちの電車が止まっていて、週末の「ヒーリング大会」開催はむりだろうと、色々な決断を迫られていた朝でした。
しかし、もっと深刻な事態が勃発していました。

福島原発の3号機が、大爆発をしました。
その画像はニュースで流れることなく、情報だけが知らされて、そして、心配しなくても良いとの報道でした。
無知な私達は、原発保安員が説明する通りのことを事実と受け止め、全く心配ないと安心していました。
それよりも、まだまだ続いていた余震が来る度に、またか・・・??と、不安を抱きながら、落ち着く間のない時を過ごしていたのです。
午後になって、テレビのニュースでは、都内の買い占めが始まっていると報じられていて、もしものために食料を買いあさっている人々がいるとのことでした。
私達は、既に食料の備蓄をし、もしもの準備はしていたので、何も焦ることはありませんでしたが、取りあえずティッシュがなかったのでスーパーへ買いに出かけました。
しかし、スーパーにもコンビニにも、ティッシュはもちろんのこと、あらゆる簡易食品が品切れになっていました。
できれば、普段は食べないけれども、こんなときに役立つカップ麺だけでも、調理ができないときのために買いたかったのですが、スーパーの食品だなは空っぽになっていました。
人々の怯えぶりが分かる出来事ですが、それを笑うことはできません。
誰もがパニックになっていて、未だかつて体験したことのない事態に遭遇しているのが分かるからです。
この日も、服を着たまま休み、眠る間もベッドの下から揺さぶられる居心地の悪さを味わっていました。
15日の朝は、リビングのぶら下がってしまったシーリングファンを取り付けに、やっと電気屋さんが来てくれました。
ちょくちょく来てくれる、心優しい電気屋さんなのですが、気を使ってか、いつも香水をつけられています。
小一時間、修理の間リビングに滞在しただけで、帰られた後も匂いが充満して、それはとても我慢できるものではありませんでした。
普段からあらゆる香料と無縁の生活をしているので、部屋中にただよう人工的な匂いは、私にとってはとても臭く、耐え難い匂いなのです。
夫が、原発が怪しいから窓を開けるなと言い、しばらく従っていたのですが、いつまで経っても消えない匂いに、とうとう我慢ならず、窓を開け放ち、風を思いっきり入れ替えたのです。
その時間が、12時過ぎから1時頃まで・・・・。
福島から、77京ベクレルと言う放射能が飛散し、北東の風が吹いていたその時間に、私は、導きの声も聞かず、窓を開け放っていたのです。
ことの次第をようやく理解したのは、16日早朝になって、大阪に避難した後のことです。
なんと情けないことか、普段は導きの声をしっかりと聞いていると自負していたのに、こんな肝心なときに聞こえてこないとは、いったい私は、なんと愚かなことか。
香水嫌いが、このような事態を招いたと、悔やんでも悔やみきれない思いでした。
話しは戻って、この15日の夜が境目となりました。
在る方の呼びかけで、震災の後から始めた、毎晩9時の祈りのとき。
恐ろしい光景を見たのです。
それまで私は、地震は自然な物だと理解していました。
しかし、今回の揺れかたに何か不自然なものを感じていたのは事実です。
だからと言って、それにはなんの根拠もなく、また、根拠があってもにわかに信じられる物ではないでしょう。
また、祈るとは、自我を脇へ置き、ただただ無心になって行うことで、見えてくることにいちいち思考が入り込まないものです。
ただ、祈りを終えて、“あれは何なのか・・・??”と思うと、ひょっとして、余震が怖いなどと、そんな幼稚なレベルの事態ではないのではないか。
そんな考えが浮かんでいた最中、兄からの電話が入りました。
当時、このブログには、兄が何を言ったのかは書きませんでした。
既に、世間では不安をあおるとか、いらぬ噂を流すなとか、様々なことが乱れ飛んでいましたから、単に家族思いの兄が心配している・・とだけ書きました。
しかし、実際兄が言ったのは、「あれは核爆発ではないのか!?」だったのです。
そして、「違っても、それならそれですぐに帰ればいいから、とにかく事の事態がハッキリするまで東京を離れろ!」と言ったのです。
このことは、専門家ならすぐに分かるようです。
兄も、専門家ではないので、推測で言っていたのに違いありませんが、私よりは知識が豊富で、ことの流れからして核爆発の推測が可能だと言うことでした。
政府も、原子力保安員も、大丈夫だと繰り返し報道していることを疑い、世間の誰もが信じていることと真逆のことを選ぶにはまだ信じられない思いでした。
そこで、友人にどう思うかと、メールを打ち始めると、まさにその友人から電話が入り、兄と同じ事を言うのです。
どうやら国は、私達を欺いている。
鵜呑みにしてはいけない。何かを隠しているし、それよりも、私が祈りの時に上に出て見たものが、いったい何を意味しているのか分からないけれども、見た事実は消しようがなく・・・。
15日の深夜、友人からの電話を機に、一気に身支度を整え、簡単な荷物を玄関にまとめ、早朝道路が混まないうちに羽田に出ることにして、数時間の睡眠を取るるため、この日も服を着たまま休みました。





*4月26日アメリカのメディアが伝えた3号機核爆発説
*後半に、14日>3号機の爆発後、浴びても心配ないと言う安全保安員の発表がある。「放出した放射能は、年間の被爆量の50分の一程度の量で、その程度の小さな物であります・・」と、驚きの説明をしている。
http://www.youtube.com/watch?v=_tf4xunvA5E&feature=related

*3号機爆発の瞬間
http://www.youtube.com/watch?v=OiZmLqWnjgc&feature=player_embedded

*種まきジャーナル出演の、京大・原子炉実験所助教小出裕章さんのお話し
http://www.youtube.com/watch?v=QNHdSh9EMN8&feature=related





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フムアルフート:スピリチュアルスクール主催

ヒーリング体験会:3月18日(日)14:00〜16:00 受付中

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■寺尾夫美子公式サイト  フム アル フート「スピリチュアルヒーリング」スクールとセッション
 http://www.fumalhut.com/
■魂の転生を語る寺尾夫美子の最新著書 2010年1月9日刊行 
「オーラレッスン」〜魂の目的を生きるために〜  (河出書房新社
 http://www.fumalhut.com/books/index.html
 
■スピリチュアルメッセージ from 夫美子 スピリチュアルな成長を求める総ての人へ
 http://d.hatena.ne.jp/fumalhut7/
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