上用賀便り

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子が綴る/フムアルフートスピリチュアルスクールと上用賀

3.11を振り返る>その2

kamiyogadayori2012-03-06

2011年3月11日の夜は、いつもとは全く違っていました。
昼間の大地震からのショックが癒えないままだと言うのに、ひっきりなしに余震が来るのです。
まるで船に乗っているみたいに、不規則に、不定期に、大きく、小さく、ミシミシがたがたと家が揺れます。
昨日まではその先を考えなかった地震に、この日からは“どこまで大きくなるのか・・・”と言う不安が付きまとうようになりました。
お風呂に入ろうにも、入浴中に大地震が来たらと不安で、この日だけは入浴を止めました。
そして、寝る仕度は、枕元にヘルメットとリュックを置き、いつでも外に出られるようにとトレーナーを着用して、お隣の奥さんに言われたとおり靴下もはいて休むことにしました。
にわかに飛び込んで来たさほみも、やって来た服のまま寝ることになりました。
灯りを消して、ベッドに入っても、下からぎしぎしと揺れがやって来ます。
どれだけの余震を感じたのか、熟睡とはほど遠い睡眠を取り、夜が明けると寝てはおられず起き出して・・・・。
さほみも一緒にとりあえず朝食を摂って、またテレビのニュースに釘付けとなりました。
一夜明けてみると、東北方面に甚大な被害があったことが分かりました。
ますます仙台の奈々恵が心配で、スクールの皆さんと手分けしてメールを送信し続けました。
交通機関は、地下鉄・東急・JRなど、大体の電車が復旧していました。
最寄り駅の用賀も、田園都市線が復旧しているとこのとで、時間がかかるものの目的地にはいけそうな感じです。
簡単な朝食を摂ったさほみは、とにかく帰るということで、そそくさと出かけていきました。
さほみを送り出した後、さて、家の中をじっくりと見て回ると、地震対策を施してあった本棚以外の家具は、壁に取り付けたL字型の蝶つがいに転倒を止められていました。
さすが、やっただけの効果があった!
しかし、よく見ると、どの家具も動いていて、L字蝶つがいは、壁から歪んでいたのです。
強い力で引っ張られたことが分かります。
これをしていなければ、恐らく倒れたり、飛び出したりしていたことでしょう。
阪神淡路のとき、神戸の芦屋に住んでいた叔父宅では、冷蔵庫が3回転もしたそうです。
早朝に目覚めてテレビを見ていた叔母の枕元に、足下に置いてあったテレビが真っ直ぐに飛んできたと聞きました。
地震は、そのくらい、有無を言わせず物が飛ぶ。
そのように理解していたお陰で、それなりの準備を家中に施していたのです。
また、棚や引き出しなどには、天井一杯まで、空き箱や段ボールを詰めて、動かないようにしていました。
これらの準備は、2009年に予言者ジュセリーノ氏が、日本での地震を予言したときに行いました。
阪神淡路大震災の体験者達の教訓も参考にして、家中に物が落ちないように倒れないように対策を取っていたのでした。
お陰で、本棚以外は、総てちゃんと立っていました。
台所も、食器棚や冷蔵庫のドアにカギを取り付けていたので、開かず飛び出さず、どの対策もしっかりと家を護ってくれていたのです。
しかし、L字型の蝶つがいは、もっと強い地震だったら持たなかったでしょう。
後で知ることになる、甚大な被害を受けた地域では、そのような蝶つがいを引きちぎって倒れていた・・・とのことですから、今後はもっと頑丈にしなければならないでしょう。
さて、話しは戻って、3月12日の朝です。
1階のリビングの天井に取り付けてある、シーリングファンが、だらりと線を引っ張って、天井から不安定にぶら下がっていました。
セコムに電話しても、管理会社に電話しても、どこももっと重大なトラブルの対応に大わらわで、うちのようなぶら下がり程度は後回しです。
それはそうなので、どうぞお先に・・・と言うものの、まだまだ続いている余震の度に、落ちてくるのではと心配になり、何とか下に降ろすことにしました。
不思議なもので、降ろせばいいことを、初めの内は思いつかなかったのですから、パニックと言うのは冷静な判断力を失わせ、本当に恐ろしいことです。
だからこそ、慌てて混乱しないように、できることはしっかりと、思いつくことは全部やっておくのが得策でしょう。
それはさておき、12日はスクールのアドバンスクラスの日でした。
この日は予定のクラスを開講し、いつも通りに進みました。
茨城の朋美ちゃんは、東京に比べ交通機関の復旧が遅れていてやって来られないのこと。
逆に、熊本の美香は、普通に飛行機が飛んでくれたので、元気にやって来ました。
地域によって、動けるところと動けないところがあり、また、お水や電気などのライフラインも遮断されているところもありました。
被害が甚大な上に、広域に渡っていて、それぞれの対応に追われながらの開講でした。
クラス中も、不気味に繰り返す余震におびえながら、しかし、そのような時のエナジーワークなどを行ったりして、有意義な一日となったのです。
それにしても、一日中揺れ続ける余震によって、地震酔いなるものに、次第に脅かされ初めて行くのです。





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「オーラレッスン」〜魂の目的を生きるために〜  (河出書房新社
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■スピリチュアルメッセージ from 夫美子 スピリチュアルな成長を求める総ての人へ
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