上用賀便り

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子が綴る/フムアルフートスピリチュアルスクールと上用賀

3.11を振り返る>その4

kamiyogadayori2012-03-09

3月16日、大阪に着いてみると、関東圏では見られなかったニュースがたくさん放送されていました。
それは、関東圏を離れ、関西へ避難してくる人達を取材したニュースでした。
東京にいた間は、見ていたニュースのどれも、福島原発は心配ない、直ちに健康に被害があることではない、などと、まるでいつも通りの安心できる環境であるかのような報道ばかりでした。
しかし、大阪では、次々に避難してくる人々を捉え、関東圏での居住に不安を抱えている人が多いことを伝えていました。
それらの情報も、スピリチュアルスクールの専用サイトでは、かなり具体的に、そして私の意見も添えて、次々に発信し続けていました。
スクール生の何人もの人達が、四国や九州、関西、岐阜へと、避難してくれていました。
このブログでは、不安をあおると誤解されるような言い方は避け、分かる人が見れば伝わるように表現することにしていました。
心配になってメールをいただいた人にも、お目にかかったことがないだけに、実際に私が考えていることは言えませんでした。
私自身、避難しながらも、あれは本当は、政府が言うように、そんなに心配することではないのかも知れない・・・と思うこともあり、自分で判断してもらうしかありませんでした。
念のために、今、ここで、このブログを読んで下さっている皆さんにお伝えしておきます。
もし、大きな危険が迫っているとして、しかし、スピリチュアルなメッセージと言うのは、裏付けのない感覚でしかありません。
私にとって、どれだけ強烈な真実と思えても、それをこうした公のブログで発表するわけにはいきません。
なので、今後も、そのようなことがあったときには、私がどこにどう動いているのか、その事実はお伝えしますから、それをもってご自身で判断して下さい。
既に、大きなメッセージは受け取っています。
そして、それは、既に発信し始めています。
どうぞ、日常の何気の言葉から、汲み取っていただきたいと思います。


はたして、私達が大阪に避難したことは、当時は、なんで東京を離れる必要があるのか?・・・もっと冷静になればいいのに・・・などと思われた方もあったでしょう。
東京を離れる深夜、妊娠中の知り合いに、夜中の2時だと言うのに電話して、私達が東京を離れる理由をお伝えして、どうか避難して欲しいとお願いしました。
しかし、「冷静に見極めよう」と言うことで、留まられました。
それは、冷静ではなく、無謀と言うもの。
政府や保安員が事実を隠していても、ほんの少し前までの私達がそうだったように、まさか、そんな大事なことを、隠したり小さく語ったりなどしないと思われたのでしょう。
ずっとずっと後になって、政府はパニックを避けるためだったと弁明します。
しかし、あのとき、このブログでも紹介した反原発活動家の広瀬さんが語られていたように、「正しいパニックを起こして、避難しなければならないのです。」と言う状況だったのでした。
茨城に住むアシスタントの朋美ちゃんには、家を出る早朝の4時に電話して、すぐに成田へ行ってどこでもいいから南へ飛んで欲しいと伝えました。
朋美ちゃんは、ご家族とケンカしそうな勢いで話し合い、その日九州に飛んでくれました。
大事なジュリ友は、ご家族でじっくりと相談して、やはり、その日の内に九州へ飛んでくれました。
みんなの報告を聞いて、本当に心からありがとうと言いました。
大切な人達に迫る身の危険を、どうしても回避させてあげたかったのです。
私に電話をくれた友人は、既に沖縄に飛び、大切な人達に懸命に電話を入れていました。
大阪に滞在した10日間。
それは、実際にとてつもない放射能がばらまき散らされていた期間でした。
77京シーベルト
それがどれだけのことか、私達は、今、少しずつその結果を体験中です。
東京は、常に、空間線量が0.12マイクロシーベルトほどあります。
都が発表している0.05という線量は、空中20メートルでの測量で、私達が生活している地表1m〜2mでは、その倍はあるのです。
そして、野菜やお米が汚染され、政府が暫定的に基準値をかさ上げした、放射能の高いものが出回っています。
風が吹けば舞い上がり、雨が降れば再び落下してきて、河川に集まり、ホットスポットを作り続けます。
山に当たった放射能が、雨の度に流れ落ち、下の河川を汚します。
軽井沢や奥多摩は、風に吹かれて山に当たって落ちた放射能で汚染されました。
一旦空間に放出された放射能は、永遠に消えることなく、地上を循環し続けるのです。
一時的に関西に避難したからと言って、それで終わりではなく、永遠に放射能と付き合わなければならなくなったのです。
ただ、あの時、10日間とは言え、避難していたお陰で、大量に飛んでくる放射性物質を吸い込まなくて良かった。
内部被爆を避けられた。
私の呼びかけに応えて、避難してくれた人達の、健康が護られたと思えること。
それが、私が動くことで伝えたかったメッセージです。
これからも、外出時にはできるだけマスクを着用していて下さい。
帰宅したら、衣類を外で払い、頭や肩をはたいて拭いて、鞄などの持ち物は濡れティッシュで拭きましょう。
うがい、手洗いを徹底し、衣類は毎日洗いましょう。
これからもずっと、私達は、放射能と付き合わなければならないからです。
いつか、散らばった放射能を無にできる技術が見つかるまで続けるのです。
そして、今、やることは、そのような大事故が二度と起こらない社会にすること。
そのためには、原発をなくしましょう。
一気にとは行かないことは分かっています。
順次、安心な発電に変えていかなければなりません。
私達には、その実現を直接的にできる力はありません。
でも、そのような活動をしている組織を応援して、そのような改革に直接関わっている会社を応援して、そのような意見を持った指導者を支持すること。
世田谷区は、この1月、「世田谷区環境に配慮した電力の購入契約に係る競争入札に関する要綱」を発表しました。
このニュースを聞いて、世田谷区民として、とても喜びました。
これからも、世田谷区に住み続け、区民税を納めようと思いました。
私達、一人ひとりの力はとても微力です。
しかし、生活の総てに意識をおけば、新しい社会を構築する一役は担えるのです。
物を大切にし、使い捨てから工夫して使い続ける生活に変え、電気・水などのエネルギーを浪費せず大切に使い、正しい心で正しい行いをする政治家に投票しましょう。
人々の安心と安全のために、正しい情報を、正しく伝えてくれる報道機関と識者を選び、信頼できる国になるために一緒に取り組まなければなりません。


私は、3.11まで、日本は先進国だと思っていました。
しかし、大事件が起こってみると、隣国の報道規制を気の毒に思っていたことなど恥ずかしい限りで、東洋のどこよりも後進国ではないかと感じました。
政治家も東電も、上層部に行けば行くほど、保身に必死で、間違いを間違いと認め、謝罪する心の強さのない人ばかり。
人は、失敗をしたときにこそ、その人の精神性が露わになる。
間違いを素直に認められない人が多すぎる。
そんな国が、先進国のはずがありません。
しかし、日本には、素晴らしい精神文化がありました。
大事件の後で、真の心の気高さを持った人々が台頭してくるでしょう。
まだ、これから、ゆっくりと、神々に愛された人々がこの国を取り戻しに現れてくるはずです。
そして、自分もそうありたいと、心に正しいと思うことを真っ直ぐに、粛々と続けていきたいと思います。
合掌。



■「さよなら原発1000万人アクション」への署名はサイトからもできます。
既に署名した人は、家族や友達に知らせましょう。
http://sayonara-nukes.org/shomei/pttn_frm_j/

http://sayonara-nukes.org/

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■4号機の危険性について3月7日にテレビ「モーニングバード」でレポートされました。京大の小出助教がコメントされています。
http://www.at-douga.com/?p=4968


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フムアルフート:スピリチュアルスクール主催

ヒーリング体験会:3月18日(日)14:00〜16:00 受付中

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■寺尾夫美子公式サイト  フム アル フート「スピリチュアルヒーリング」スクールとセッション
 http://www.fumalhut.com/
■魂の転生を語る寺尾夫美子の最新著書 2010年1月9日刊行 
「オーラレッスン」〜魂の目的を生きるために〜  (河出書房新社
 http://www.fumalhut.com/books/index.html
 
■スピリチュアルメッセージ from 夫美子 スピリチュアルな成長を求める総ての人へ
 http://d.hatena.ne.jp/fumalhut7/