今日も朝から水道工事屋さんがやって来て、昨日に引き続き浄水器棺の設置やり直し工事です。
今日は昨日よりも本格的な工事となり、一日お水が止まることになっています。
お水が止まると一番に困るのがトイレです。
トイレは、バケツで水をどばっと流すと流れると、3.11の時にお水が止まった朋美が教えてくれました。
あの時、東京都内は比較的日常がおくれましたが、震源地に近い地域ほど、様々な困難を被ることになりました。
こんなところで、あの体験が役に立つとは・・ですね。
そんなわけで、夕べはお風呂のお湯を流さずにおいて、手洗い用にはバケツや洗面器にお水を溜めて、うがい用にはペットボトルにお水を汲んで置いてーと、準備万端で迎えました。
昨日のうちに、浄水器棺周りの地山を出しておいてくれたので、今日はその高さの確認から始まりました。
メジャーを持ってきて、何センチ下げるのかと、職人さんと見ていると、既に１５センチほど鋤簾（じょれん）で掘っていたところから、更に２０センチ下げることになりました。
するとっ、盛り盛りに盛られた残土は、ぬあんと３５センチ高もあったと言うことになります。
まぁ〜なんと呆れたことか。
それを、“残土は盛ってません！”と言い切っていた工務店の悪どさときたら、呆れるばかり。
それもこれも、ログキットをきちんと発注しなかったことに始まり、私が本社に問い合わせて正式に入っていないことを突き止めたて、怒り狂って今すぐ発注しろと騒いだ去年の８月末から、更に１ヶ月も後の9月末に発注をして、日本に届くのが今年の１月末。
そこから現地に届いたのが２月に入ってから。
引き渡しを4月末と約束していて、遅れるならそれはそれでスケジュールは立て直すから、無理なら無理とハッキリと言ってくれと再三頼むも、“間に合わせます！”と言い続け、そんなこんなで、結局たったの２ヶ月半で建築された家なのでした。
だから、細かいことは確認せず走らせ、丁寧に打ち合わせし頼んだことは殆どすっ飛んでしまい、あちこちに無駄な穴が空いている、設計通りで無い階段が付いている家となって引き渡されたのでした。
そして今日の工事。
それはそれは大変で、すべてが一からやり直し。
浄水器棺を３５センチ下げることが決まったら、そこから掘る掘る、コンクリート棺を根こそぎ引き出せるところまで掘りました。
そして、めでたく浄水器が全容を表し、そこで浄水器の会社の職人さんが接続を解除。
それを穴から取り出して、更に掘る掘る。
前より３５センチ沈めるのですから、もの凄く掘る。
すると、中から大きな岩がゴロゴロと出てきました。
ここは７００万年前の火山堆積土ということで、地盤が強く、地中深くには大きな岩がぎっしりと詰まっています。
ガリガリと岩を掘り出し、出てきた岩の大きいこと。
これは取って置いて、また庭の石垣に使ってもらいましょう。
そんな大変な作業を眺めながら、職人さんには本当にご苦労様なことで、そもそもあんな強引なスケジュリングで暴走建築をしなければ、工務店とその担当さんが、もうちょっと誠実な人柄で、もうちょっと余裕があれば、ちょっと「残土はどうするんでしたっけ？」などと聞いてくれたら、こんなてんこ盛りに怒り狂うこともなく、盛ってませんなどと嘘をつくこともなく、そうして、水道工事屋さん始め、浄水器屋さんのたくさんの人々に、同じ仕事をやり直す等という気の毒なことをしなくても済んだものを。
やってしまえば、それでまいいでしょう〜と言う施主だと安易に考えていたのだと思いますが、そもそも、ここの土地の形状と波動の豊かさを気に入って購入した人の土地をめちゃくちゃにして、それで済むはずがありませんでした。
大変な作業に感謝しながら、せめて・・・と思わないでは居られませんでした。
＊今日の仕上がり：青い水道メーターの蓋も下がっています。（左）／引き渡し直後の盛り盛り時：全部が高い位置にあります。（右）
さて、それでも、最後にこちらの言い分を聞いて、こうしてやり直すことにしてくれたのですから、ま、これでプラマイゼロ。
著しい怒りが、普通の怒りになったと言うところでしょうか。
それにしても、引き渡し後半年も過ぎているのに、まだ、すべの工事が終わらない。
先月来て、階段の手すりが今度は付くと思っていたのが、またしても大工さんの都合が付かないからと延期。
それも、２１日に東京に帰るからと始めから伝えてあるのに、２３日ではどうでしょうか〜みたいなことを言ってくる。
カギを預け、居ない間にやらせてくれと、階段作り直しの時は承諾しましたが、その後の家中のエネルギーの乱れに辟易したのです。
二度と、留守中の工事はするまいぞと、“カギ預けはもうしませんから”と、先月きっぱり断ったのに。
もう、いい加減にしてくれと思っているところです。
さて、工事の文句を言いたい放題書いていると、まぁ〜筆が進む進む、あっという間に長文が書き上がってしまいます。
こんな調子で本も書けたら、どんなに編集さんが喜ぶことでしょうか・・・・。
家のことは、いくら何でも年内に終わり、そろそろ本腰を入れて中断したままになっている著作活動を復活させなければなりませんね〜。
合掌。
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