神様は、どういうつもりなのか。
氷に引っかかるなんて・・・・。
今日のキムヨナは、異常なできだった。もの凄い実力と、肝の据わった完璧な演技。
だから、真央ちゃんが氷に引っかからなかったとしても、恐らく勝つことはできなかったと思う。
テレビで見ていると分かりにくいが、現場でみると、キムヨナのスケーティングがどれだけのものかよく分かる。
それはそれはもの凄いスピードで来て、一気に飛ぶ。他の追随を許さない速さなのです。
でも、応援している私達としては、真央ちゃんが自分で納得する滑りができたらいいなと思っていました。
とにかく、真央ちゃんが、精一杯やったと思えたら、銀でも銅でも、どうでもいいのでした。
は〜〜。
終わってから、私達夫婦は、しばらくため息ばかり。夕べから二人して緊張し、朝からそわそわし。
夫は、私がセッションがあるためにライブで見られないことに付き合って、セッションが終わるやいなや二人で並んで見ました。
ひとつアクセルが決まる度に、緊張が取れないまま固唾を呑み続け、そして、は〜〜氷に嫌われた・・・・。
神様はどういうつもりですか！！？？
納得できるようにさせてやってよ！
しかし、暫く経ってから、二人で同時に、「やっぱりプログラムだよね」と語り合いました。
難度の高いメニューが、途切れなくありすぎることと、真央ちゃんらしくない重厚な選曲と。それに引き替え、キヌヨナのメニューは、ことごとく点を取りやすく構成されているのです。
体力を消耗しないように、ひと息付けるポイントがいくつかあり、リスクの高いジャンプを避け、加点がもらえるように上手に見せる。
それは、コーチの仕事で、真央ちゃんのコーチのタチアナさんは、選手の負担になるほどのチャレンジをさせると、一時は非難されたのです。
が、それでも、真央ちゃんがそれで良いと言っていたので、なんとかなるかと思ってきました。
でも、こうやって、メニューの負担が起こした失敗となると、もし、会場のムードに飲まれても、キヌヨナの圧倒的な演技に足がすくんでも、あちこちでミスがあっても、それをカバーするくらいの真央ちゃんらしい“チェルダッシュ”みたいな明るく楽しい曲で、持ち返せる構成になっていたら、こんな“ボロ負け”しなかったのではないかしら・・と、思うのです。
かわいい真央ちゃんに、あんな怖い顔をさせて、それで、それで、・・・・と、ま、このくらいにしておきましょう。
さて、また、新しい４年間が始まります。
バンクーバーで銀。これが真央ちゃんの魂が選んだ道なのでしょう。
ところで、「ソチ」ってどこ？
ロシアの、黒海に面したところだそうで。遠いところでやるのですね〜。
次のオリンピックで、真央ちゃんが金を取れるように、また、新しい真央ちゃんの道を、これからも応援していきます。
ありがとう、真央ちゃん！！
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