上用賀便り

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子が綴る/フムアルフートスピリチュアルスクールと上用賀

WBC神々の計らい

イチロー

先日のWBCを振り返ってみると、要所要所で護られていたと感じる。
一番は勿論イチローさんのタイムリーヒットだけれども、その前のダルちゃんが6球も続けてボールを投げたとき、その時には“どうして〜”と思ったことが、後で考えると、あれが最高の成り行きだったと思えた。
あのときのバッターは、強力なホームランバッター。ボールが続き、歩かせてしまった。
ああ〜〜、累に出ちゃった・・と、血の引く思いだったけれども、もし、ストライクを投げて打たれていたら、1点の追加点では済まなかっただろう。
そう思うと、ダルちゃんご本人には得心のいかないことかも知れないけれど、神々の計らいで歩かせることが選ばれたのだ。
もっと戻ると、そもそもイチローさんの、ちょー不振。
誰もが、イチロー頼みだったことでしょう。応援する私達は勿論のこと、サムライのメンバー達も、なんとなくイチローさんがやってくれることだろうと、どこかでお任せ気分があったのではないか。
それが、ちっとも振るわない。なかなか持ち直さない。
ぼやぼやしているうちに、韓国には2回も負けた。マウンドに韓国旗を立てられて、武士の面目丸つぶれだ。
お陰で、本来の気合いが入り始めたのではないか。“イチローさんが良い風を吹かせられないなら、オレが”と思った選手は多かったのではないかしら。
徐々に精鋭のメンバー力を発揮し始めていく。導かれている方向へ向かって、選手がひとつになっていく。
その感動的だったこと。

では、あのまま9回で締めて、勝っていて良かったのでは。
それでは、イチローさんが見せ所がないままに終わってしまう。何のために神々が押さえ込んだ才能なのか。見せ場を作らねば、チームの要となって、きつい思いを引き受けたイチローさんの魂が気の毒だ。
よって、最後の見せ場となる。
ずっと不振続きだったから、韓国がなめてかかった。だらだらとボールを投げて、歩かせても良かった。
でも、それは韓国の選手にしてみても、堂々と渡り合った事にはならず、武士の名折れである。
そんな真剣な勝負に、相手方への敬意も忘れてはならないのではないかと思う。
潔く投げた韓国の投手も、あっぱれであった。強かった。相手にとって不足なし。
ではあるが、所詮はゲームなのに、むき出しの闘志にはいささか辟易する。熱く気持ちが入るのは結構だけれども、感情的になって来られるとどん引きする。
ただ、そう感じる日本人は多いことだろうけれども、アメリカ人からすると、日本も韓国も、やたらと熱い国に見えているようだ。
松坂選手のボストンのファンが、「ダイスケがどうしてあんなに一生懸命なのか訳が分からない・・」と言っていたそうだ。
なるほど、韓国、日本、同じ東洋人で、しかも元々日本人のルーツは韓国だという話しもある。同じ家族、同じ血が流れる親戚。だからこそ、負けたくないと熱くなるのかしら。
男性達が、やたらと競い合うように見える日本の世の中だけれども、男とはそうした生き物かも・・と、のんびり思うのであった。
合掌。



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