「小佐古参与が抗議の辞意」ニュースについて

このニュースを見逃してはいけない。
この人が、何を怒り、何を訴えているのか、しっかりと受け取らないとえらいことになる。

【asahi.com】ー小佐古参与が抗議の辞意　子供の被曝基準「容認できぬ」ーによると
内閣官房参与の小佐古敏荘（こさこ・としそう）・東大大学院教授（６１）が２９日、東京・永田町で記者会見を開き、参与を辞任する意向を表明した。小佐古氏は菅政権の福島第一原発事故対応について「法律や指針を軽視し、その場限りだ」と批判した。

これは、原発事故以来ずっと注視してきた武田邦彦さんのブログで語られていることだ。
武田さんによると、これまで世界基準として守られていた取り決めを、日本政府が事故以来あっさりと数値を緩和し、被災地域の放射能汚染レベルをより危険な範囲にしてしまったと言うことなのだ。
その基準は、チェルノブイリ以来、世界中の原発学者達が頭脳を結集し実際のデータをもとに策定したもので、日本政府はこの世界基準を遵守するという法律も持っている。
にも関わらず、その基準を無視し、遙かに危険なレベルを『安全』としてしまったのだ。

子供の年間被爆限度を１ミリシーベルトと法律でも決めているのに、２０ミリシーベルトにかさ上げした。

そんな無茶な話しはない。
この小佐古教授が訴えている「法律」とは、年間１ミリシーベルトを軽視して平気で２０ミリシーベルトにしていることであり、「その場限り」とは、放射性物質飛散の状況を、長期的ビジョンで捉えることなく、今さえ少なければ「直ちに健康に問題はない」と発表していることだろうと思う。

時間があれば、武田さんのブログをしっかりと熟読して欲しい。
＜特設スタジオ２＞の部分では、これらのことが詳しく説明されている。
http://takedanet.com/cat11645548/

特に、４月２５日に記載された「原発七不思議　神になった専門家」に、法律で取り決められている事柄についての説明があります。どうぞ読んで理解して欲しい。
http://takedanet.com/2011/04/post_c649.html

産経新聞ニュースでは、もう少し詳しく掲載されているので、こちらも参考にして下さい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110429/plc11042919200015-n1.htm

だから、これから気をつけたいのは、政府の発表にはこのような裏があることを知ることだ。
そして、国が信じられない以上、自分で調べ自己防衛する賢さを持つことだと思う。
何より、子供を持つお母さんは、できる限りの防御を施し、子供の被爆を避けることだ。
外からの被爆には、マスク必須とし、家に入る前には上着をしっかりと払う。
手洗いうがいを徹底し、安易に窓を開け放たない。
内部被爆を避けるには、少しでも放射性物質が検出された野菜は避けるべきだと思う。
これについても、武田さんのブログで詳しく書かれているので参照して下さい。
４月１９日の「これから：「安全宣言」という風評」にあります。
http://takedanet.com/2011/04/56_5f8e.html

どうか皆さまが懸命な判断をし、快適にお休みを過ごされますようにお祈りしています。
合掌。

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